たまたまクライアントさんのメールが消えてしまったので、復旧作業をした備忘録です。

IMAPを使っていて、受信トレイのメールが消えているという現象。
固まりますね。

考えられる原因は、

1)どれか1台がPOP3の設定をしていて、データが吸い込まれた。
(サーバからデータが消えるので、IMAPのPCはメールが消える。
そのPCからメールをサーバに戻して、IMAPに変更すれば問題ない)

2)どれか1台がサーバ設定で、一定期間でメールを削除する設定にしていた。
(ツール>アカウント設定>同期とディスク領域の設定)

という感じでしょうか。

 

設定手順

▼参考になったのはこちら
Thunderbirdのメールとプロファイル

ありがとうございます。

 

まずは、これまでのIMAPのデータを確認します。

場所は、Windowsの場合
C:¥Users¥ユーザ名¥AppData¥Roaming¥Thunderbird¥Profiles¥xxxxxxxx.default
にある、
ImapMail というフォルダにIMAPで作っているアカウントが入っています。(サーバ名でフォルダが分けられています)
Mailというのは、Thunderbirdのローカルフォルダです。

復旧したいサーバ名のフォルダにある、
INBOX(拡張子なし)が受信トレイのMBOXというファイルで、これを使います。

エディタなどでこのファイルを開くと、文字化けしてますが、日付は読めるので、
目当てのメールがあるか何となくわかると思います。

 

このファイルを、「test」など適当な名前でコピーして、
Mailフォルダ(ローカルフォルダですね)に移します。

Thunderbirdを再起動すると、ローカルフォルダに新たに「test」フォルダが誕生しているので
(もちろん中身のメールも復元しています)、
このメールを元のIMAPの受信トレイにコピーすれば、復元完了です。

案外簡単でした。

 

この方法は、もうサーバ解約してアクセスできない、なんて場合でも
ローカルにちゃんとデータが残っているので大丈夫です。

Thunderbirdで削除の操作をしたあとに最適化をすると、
このデータも完全に消えるようなので、そこだけ注意ですね。

以上です。


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