名刺制作のお仕事をいただきました。4月からフリーアナウンサーに転職する高校からの友人の依頼で、頑張る姿を見て、ぜひ良いものを作ってあげたいなと私も意気込んで打ち合わせしてきました。

よくあるビジネス名刺

今までのお仕事(前職のメーカーや小売業)では、名刺というと「ザ・ビジネス名刺」という感じで、とにかく遊び心のない、かたーいものばかりに遭遇していました。

というのも、そもそも個人を売り出す名刺とは違って、会社の名刺というのは「自己紹介」という儀式的な意味合いでしかなく、凝る必要性のないものが多いためです。つまり「商材」ではなく、あくまで「経費」なのですね。こういった場合、名前と連絡先が伝われば、もう名刺の役割は終了なんです。(そのあとはゴミ箱へぽい、も有り得ます。)

それに対して、フリーアナウンサーの名刺って?

そういう役割とは全く違うものを求めているのが、今回のような名刺を宣材にする場合。

とにかく印象を残すこと・次へつなげることが目的で、「あっそういえばあの時のあの人に頼もう」と思ってもらえる必要があります。(名刺はほんのきっかけで、基本的には本人のさまざまな「良さ」=雰囲気、技術、ひととなり、などなど・・・が、クライアントにとって記憶に残る最大の要因になると思っていますが:) )

フリーアナウンサーとなると、まず仕事内容を詳しく知らなかったのですが、テレビもあれば、ラジオ、ナレーション、イベント(結婚式とか)の司会、CD(イーラニング的なものとか)、バスや電車などのアナウンス、留守電アナウンス・・・ととても幅広い!思えば声の仕事って山ほどあって、思った以上に触れる機会が多くお世話になっているんだなと実感。

しかし、フリーアナウンサーの方と出会ったことが残念ながらなく、どんな名刺を使っているかググってみてもよくわかりません。そうならば、必要な情報を絞り、適切に載せてあげて、インパクトを持たせたデザインにしてあげる、ってつまり想像するしかありませんね。

作るにあたって考えとく

まず、誰に何を伝えるのか。

それ専門の業界の方たちはもちろん、それ以外の方たちからイベント時にはお仕事が舞い込むこともあると思います。専門の方たちはきっと、星の数ほどのアナウンサーたちと出会っているでしょうから、強く特徴を伝える必要がありそうです。

はたまた、何かの折に仕事をお願いしてくる方たちは、きっと印象にさえ残ってしまえば(というか知り合ってしまえば)連絡が取れる手段として成立していればOK、と考えてあげればよさそうですね。

ということは。名刺に入れたい項目は、名刺として一般的な、職業、名前、読み方、連絡先。そして、自分の宣伝として、できること、やりたいことは載せるべきでしょう。あとは、どんな人かを伝えるイメージとして、写真や似顔絵を載せ、名刺全体の雰囲気を本人の特徴に当てはめてあげる必要がありますね。

難しいのは初対面の方からの依頼なわけで

雰囲気に合わせたデザインというのが一番難しいところで、今回は友人なのでイメージもしやすいですが、これが初対面の方だったらどうするか。

うーん、ヒヤリングをして、楽しくいろんなお話して、性格を解きほぐしていくしかないかもしれませんね。何種類もデザイン案を作って気に入ってもらうものを作るのと、そういった手間を掛けるのと、「よいもの」の価値観は異なるかもしれませんが、どちらも正解なのかもしれませんね。(前者はクライアントの主観、後者は制作者側からの客観で決められますが、どちらが「あとにつながる名刺」なのかは正直わかりません。結局クライアントが納得すればよしなのかな。)

ということで、長々と語りましたが、制作に入っていきます。


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