会社用にThunderbirdのメールアカウントを設定した際、社長より「PGPを導入せよ」との指示により、アドオンを入れてみました。そのアドオンで出てきた今までに見たことのない説明をピックアップしつつ、入れ方をメモっときます。
PGPとはなんぞや
Pretty Good Privacyという国際的に使われているメールの暗号化プログラムで、公開鍵・秘密鍵を使って暗号化・署名ができる仕組みだそう。まぁ、あとで詳しくEnigmailさんが説明してくれます。
入れてみる
Thunderbirdの右上のこのアイコンをクリックすると「アドオン」が出てくるので、そこから「Enigmail」を選択。
ダウンロードをしたら、セットアップウィザードで設定開始~
早速出てきた文章が↓ ながい。
「暗号化は、手紙を封筒の中に入れるようなものです。これにより、メッセージの内容を秘密にすることができます。つまり暗号化は特に秘密のメッセージだけに使用するのではなく、はがきで送りたくないようなすべてのメッセージに対しても利用可能です。」
なんと、わかりやすい!!
こんな説明してくれるセットアップは初めて見たよ。
鍵もってる人少ないだろうから、ひとまず「暗号化しない」にしときます。
次に進むと、なんと期待通りまた長い!
今度は署名のお話だそうで。
「手紙にする手書きのサインや署名の電子版のようなものであり、第三者が電子メールが送信者本人から送られたことを検証できます。すべての送信メールに署名をすることは良い習慣と言えます。」
わかりやすい上に、習慣にまでアドバイスしてくれている・・・。
さらには、「署名は添付ファイルあるいはメッセージ末尾に追加された無意味な文字列として表示されるため、これを嫌う人がいるかもしれません。」
送信した人が嫌われる可能性を指摘してくれている!気配り半端ない!
けれどもそこまで心配してくれているにも関わらず、「常に署名する」が選択されている罠。(私は署名しないにしました。)
次は、公開鍵、秘密鍵が必要なので、ペアで作成します。
パスフレーズを入れます。
ここでも再三、秘密鍵の保管について注意喚起してくれています。
設定はほとんど終了。あとは色々やってくれるみたい。
いざと言うときのために、失効証明書を作れということなので、おとなしく作ります。
できました。保管の仕方と、失効証明書をテキトーに扱ったら鍵使えなくなるよと念を押されます。
「お疲れさまでした」 これで完了です!
入れ方はなにも難しくないのですが、謎に説明が丁寧すぎて、とても親近感が沸きました。まじまじと読んだせいでインストールにはやたら時間がかかりました。笑
でもこれくらい親身になってくれる説明文は初めてだったので、他のインストールでも参考にしてほしいくらいです。そしたらちょっとはパソコン食わず嫌いな人も減るのかなー。